サーバーリプレースにかかる費用・経理の会計処理について解説
サーバーをリプレースした場合、本体の購入費や設置後の保守コストなど、さまざまな費用が発生します。ここでは、サーバーリプレースにかかる費用の種類や、会計上の処理について解説しています。
サーバーリプレースにかかる費用の種類
サーバーリプレース時に発生する費用は、ハードウェア・ソフトウェア・その他の3種類に分けられます。会計処理も費用の種類によって変わりますので、注意しておきましょう。
サーバーなどハードウェア
サーバーリプレース時に発生する費用のうち、ハードウェアはサーバー本体やLANケーブル、ハブやルーターなどの設備が該当します。
サーバーの本体価格は、メーカーやスペックによって大きく異なります。安価なエントリーモデルであれば、10万円前後で購入できますが、高性能モデルは20万円以上かかる場合があります。モデルによってスペックが変わりますので、要件に沿ったモデルを選ぶことが大切です。
このほか、ルーターなど設備の導入費用も発生しますので、予算に盛り込んでおきましょう。
なお、サーバーの購入費用によっては、固定資産として計上が必要になります。会計処理が変わるので注意しましょう。
OSなどソフトウェア
サーバーリプレースに合わせてOS・ソフトウェアを入れ替えた場合、ソフトウェア費用も発生します。導入するソフトウェアによりますが、数万円はかかると考えておきましょう。
ただし、必要な費用はサーバーに接続する端末(パソコンなど)の台数によって異なります。規模によってはサーバー本体よりも費用がかかるため、しっかり見積もりを取っておきましょう。
移行や保守コスト
サーバーをリプレースする際は、ネットワーク設定などの移行費用や、設置後の保守費用も発生します。移行費用は、サーバーに接続する端末の台数により変わるため、規模が大きいと負担が増加します。保守費用も支援会社によって異なりますので、契約前に確認しておきましょう。
サーバーリプレースの会計処理
サーバーをリプレースした場合、費用の種類によって会計処理の方法が変わります。まとめて経費計上せず、しっかりと仕訳しましょう。
ハードウェアは耐用年数が異なる
サーバーなどのハードウェアは、減価償却が必要ですが、種類によって耐用年数が異なります。ハブやルーター、LANボードなどは、耐用年数が10年と定められています。
一方でサーバー本体は5年のため、ハブやルーターと一括して減価償却することはできません。設備の種類によって分けて減価償却しましょう。
ソフトウェアは扱いに注意
リプレース時に導入したソフトウェアは、会計処理に注意が必要です。もし取得価格が10万円以下であれば、自社で利用している科目(消耗品費など)で仕訳しましょう。一方、10万円以上かつ1年以上継続して利用する時は、無形固定資産としての計上が必要です。
保守費用は「前払費用」で計上
サーバーの保守費用は前払いするケースが目立ちます。もし前払いした時は、「前払費用」で経費に計上しましょう。保守費用は固定資産に含まれませんので、サーバーやソフトウェアの購入費用と分けて経費にする必要があります。
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