Cisco Systems
サーバー製品群のCisco UCSを手がけているCisco Systems。アメリカに本社を置くネットワーク機器のメーカーで、日本国内にある数百の企業とパートナーシップ提携を結んでいます。ここでは、Cisco Systemsの特徴やサーバーリプレース事例、EOSLに関する情報などをご紹介します。
Cisco Systemsの特徴
ネットワーク機器の大手
Cisco Systemsは、アメリカのカリフォルニア州にある大手のネットワーク機器メーカーです。企業や通信事業者が使用しているサーバーやルーターなど通信機器を主力製品にしており、日本でもネットワーク構築やセキュリティ対策など、さまざまなソリューションを展開しています。
日本では1992年(※1)に設立されたシスコシステムズ合同会社が事業を行っており、東京を始め、日本の複数の都市にオフィスを構えています。サーバー製品の大手ですので、実績を重視するなら候補に入れてみましょう。
なお、2021年時点のネットワーク機器の日本国内シェアは48.1%(※2)と、約半数を占めています。
サーバー製品群「Cisco UCS」を提供
Cisco Systemsでは、Cisco UCSというサーバーを展開しています。Cisco UCSは、同社が開発しているサーバーに関するソリューションです。サーバーはラックマウントやブレード型が中心で、小規模運用から大規模サーバーまで、幅広いスケールに対応しています。
また、サーバーに関連するモジュールや拡張カード、管理ソフトまでパッケージになっているのも特徴。幅広い分野・業種に対応しており、ワンストップでサーバー環境を構築できます。
多数のパートナーと提携
Cisco Systemsは、国内の多数の企業とパートナーシップを結んでいます。同社のパートナーは、システムインテグレーターやプロバイダーなど合計953社(※3)。ネットワーク機器のコンサルティングや購入、構築や統合まで、幅広いサービスを提供しています。パートナーにさまざまな課題を相談できるため、導入のハードルは低いといえます。
なお、同社は独自に認定資格(※4)も制定しています。パートナーを選ぶ際は、認定の有無をチェックしてみるとよいでしょう。
Cisco Systemsのリプレース事例
サーバー台数の大幅削減に成功
CGのレンダーファームをCisco UCSにリプレースした事例です。CGアニメーション制作を手がけるマーザ・アニメーションプラネットは、サーバーのハードウェアの故障や保守費用の負担増大に悩まされていました。そこでCisco UCSにリプレースした結果、サーバーの台数を300台から88台へ減らすことに成功。ケーブルの本数も削減・集約され、シンプルなサーバーシステムの構築を実現しました。
Cisco SystemsのEOSL(保守期間)
Cisco SystemsのEOSLは、サポート終了ポリシーで定められています。ハードウェアは、シスコTACサポートとサービス契約の更新ともに最長5年です。また、サポート終了日も同様に5年を基準としています。一方、新サービスの契約の追加・付随は1年ですので、他よりも期間が短い点に注意しましょう。
Cisco Systemsの製品
- UCS Bシリーズ ブレードサーバー
- UCS Cシリーズ ラックサーバー
- UCS Sスルーズ ストレージサーバー
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