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ベアメタルサーバーとは?リプレースにおける活用法

負荷の大きな業務システムなど、性能が求められるケースに適しているベアメタルサーバー。ここでは、ベアメタルサーバーの特徴やメリットとデメリット、リプレースが有効なケースなどについて解説します。

ベアメタルサーバーとは?

ベアメタルは、むき出しの金属を意味する言葉ですが、ベアメタルサーバーは、OSやソフトウェアがインストールされていない状態のサーバーをいいます。

一般的なサーバーはOSがインストールされており、ソフトウェアの導入や設定変更を行えば、すぐに使える状態になっています。一方のベアメタルサーバーはOSも入っていないため、一から構築することになります。

しかし、ベアメタルサーバーは性能が高く、サーバーのリソースを最大限に活用できます。

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ベアメタルサーバーのメリット

ベアメタルサーバーには、主に2つのメリットがあります。

サーバーを専有できる

ベアメタルサーバーはサーバーを自社のみで利用できる専有タイプが多いのがメリットです。他者と共有せずに済むため、システムの安定性が高まるほか、ハードウェアの性能を引き出すこともできます。他者にリソースを圧迫されたり、負荷の増加による速度の低下に悩まされたりする心配がありません。

高い処理能力を備える

ベアメタルサーバーは、一般的なサーバーよりも高い性能を備えているケースが多く見られます。処理能力も高いため、負荷の大きな業務システムの安定稼働が可能になります。また、高いスペックを備える分、アクセス数やデータ処理量の増加にも対処できます。

ベアメタルサーバーのデメリット

高い性能を備えるベアメタルサーバーですが、デメリットも少なくありません。その中でも、以下のデメリットには注意が必要です。

慎重な要件定義が求められる

ベアメタルサーバーは高性能なサーバーが多い反面、スペックを持て余してしまう可能性もあります。導入を前提にするなら、慎重な要件定義が求められるでしょう。契約後はスペック変更が難しいため、CPUやメモリ、ストレージなどの仕様は、時間をかけて決める必要があります。

利用開始までに時間がかかる

ベアメタルサーバーは、OS・ソフトウェアが未インストール状態のため、すぐに利用できません。OSなどのインストール作業が必要で、一般的なサーバーよりも導入に時間がかかります。リプレースの際は、スケジュールに余裕を持たせておきましょう。

コストが高い

ベアメタルサーバーは契約時に初期費用がかかるほか、利用には月額費用も必要です。レンタルサーバーよりもコストが高いだけでなく、自社で運用した場合よりも高くつく可能性もあります。導入を決める前に、コスト面を比較することが重要です。

ベアメタルサーバーが有効なケース

以下に該当する場合、リプレースでベアメタルサーバーを検討するとよいでしょう。

高性能なサーバーが求められている

高スペックのサーバーが求められる場合、ベアメタルサーバーを検討する価値があります。ベアメタルサーバーは高性能なサーバーが多く、リソースを専有できるタイプもあります。大規模なデータベースやディープラーニングのように、性能が求められるケースに適しています。

システムの安定運用が必要

24時間稼働のシステムや業務システムなど、安定性が求められる時もベアメタルサーバーがおすすめです。共用サーバーよりもリソースに余裕があるため、システムの安定性を高められます。

編集チームのまとめ

あまり聞き慣れないことばかもしれませんが、ベアメタルサーバーについて解説しました。
ITへの投資=手間とコストは、かけるべきタイミングが重要です。しっかり見極めましょう。

当メディアは、サーバーリプレースをはじめとするITインフラの整備に悩める企業担当者に向けて、基礎知識からプロジェクトの進め方まで役立つ情報をまとめています。

トップページでは、コスト削減やセキュリティ改善、システム刷新などリプレースにまつわる目的別手段の解説や、それが得意なおすすめの会社もご紹介していますので、是非お役立てください。

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